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わろてんか131話感想「間(はざま)の中で」

慰問団として戦地でお笑いを披露しているわろてんか隊ですが、日を追うごとに笑いの演目への制限、兵隊さんの気持ち、さらには自分たちの存在意義など、いろんなことを感じ始め、考え始めていました。

 

 

これはきっと誰しも同じだと思いますが、それぞれ自分の立場があります、保身に走るのも当然のことだと思います。

 

 

しかし一方で、相手の立場や気持ちもわかるので、その両者の間でどうすればいいのか、どうできるのかどうしたいのか揺れるのです。

 

 

当然一番憎むべきは戦争です、誰にとってもいいことは一つもありません、ただ、現実として今起こっているという事実も変えることができないので、重要なのはその中でどう折り合いをつけながらやっていくかということではないでしょうか。

 

 

お笑い一つ披露するのにこんなに苦労するとは、きっと誰も想定していなかったと思います。でも、心配無用です。北村笑店のみんなはそんなにヤワではありません。

 

 

特に今回は芸の披露が久しぶりのリリコに火がついたので、とことん気がすむまでやってくれると思います。戦争でもなんでも関係なく、ただ一人でも多くの人に笑ってもらうために笑いを届ける、それに尽きます。

 

 

そしてそんなみんなの必死の思いを責任を持って引き受けた風太は本当にかっこいい!もともといい人でしたが、最近はできる男として急に点数を上げてきている風太ですね。

 

 

なかなか正確な情報が入らない中で風太のことをすごく心配しているトキや家族に対しての責任もあるのでしょう。短くない時を重ね、風太がこういう風に変化してきたこと、大変嬉しく思います。この調子で引き続き頑張ってほしいと思います。

わろてんか130話感想「難しい局面」

新聞社からの依頼により、上海へ慰問に行ったわろてんか隊、みんな兵隊さんに笑ってもらおうとやる気は満々ですが、なにぶん戦地という特別な環境なので、戸惑うことも多く、なかなかいつものようにはいきません。

 

 

風太は責任者として双方の橋渡しをしたりと色々と走り回りますが、正直イマイチ効果がありません。これが戦争なのでしょうか。

 

 

いろいろな捉え方があると思いますが、こういう部分からも戦争の恐ろしさ、並びに人々の心に与える影響の大きさを改めて感じました。

 

 

でも、嬉しい再会もありました。そうです、新聞でわろてんか隊慰問の記事を読んだリリコがみんなを訪ねてきたのです。

 

 

久しぶりの再会にみんな喜びましたが、リリコと四郎の現在の状況を聞き、表情が曇ります。でも、ここは風太専務の権限でまだ北村の社員である二人にリリコアンド四郎の復活を命じます。

 

 

これは風太に拍手だと思いました。よく言った、よくやった、それでこそ北村笑店だと思いました。そんなこんなで決して明るくはない戦地ですが、みんなの心は変わらず一つで、兵隊さんのために笑いを届けようと頑張っていました。

 

 

そしてこの他にどうしても言いたいことがもう一つあります。それは、隼也とつばきさんのこと。この前もう一度隼也の出演を願うと言ったばかりですが、それで今日早速登場したのでびっくりしました。

 

 

少し早すぎやしませんか。観ている側のわがままですが、もう少し後で、残りあと数回というところで出てきてほしかった!でもつばきさんと息子と三人で仲良く暮らしているようで、それはそれでよかったです。

 

 

生活は大変だと思いますが、二人で一緒にいる幸せがあれば問題ないかと思います。

わろてんか129話感想「誰のための笑い」

今週は北村笑店にとってこれまでを振り返り、果たして「笑い」とは誰のために、なんのためにやっているのかを考えるのにぴったりな時間になりそうです。

 

 

というのも、戦争でお国のために命をかけて頑張っている軍人さんのために、笑いを届けるという依頼について、いくかいかないかで意見が分かれているからです。

 

 

てんは経営者としてももちろんですが、女性として働いている旦那さんを心配する家族の気持ちもわかることから、純粋に出向く芸人さんの身の危険を案じています。

 

 

しかし風太は、軍人さんが頑張っているからこそ、こちらも得意の笑いという武器で同じように頑張るべきだと考え、また、そうすることによって身分的に高くいない芸人の身分の引き上げにもなると考えているようです。

 

 

あとは大黒柱としての矜持もあるのかもしれません。この二人の意見がこんなに真っ二つに分かれるのは珍しいことですよね。

 

 

一方で、伊能さんや楓さんは新聞社からの要請という部分に多少の引っかかりを感じるようで、うちはうちの考えを持つべきでそことは距離を置き、一線を引くことを忘れてはいけないとアドバイスします。

 

 

 

それぞれの考えや立場によって意見が異なるものですね。もちろん、実際に出向くのは芸人さんたちなので、その中でも志願する人とそうじゃない人が出てくると思います、経営者として責任のある判断を下すのは本当に大変なことですね。

 

 

でも、笑いは誰のためにあるのかということをもう一度考えなおした結果、最終的には風太や吉蔵さん、歌子さんを含めたメンツでいくことになりました。

 

 

命の保証がないという部分も含め、何が起こるかわからないのが戦地ですが、せっかく行くからには一人でも多くの人に笑いを届けて欲しいですよね。

わろてんか128話感想「親と子とその在り方」

先週は隼也がつばきさんと駆け落ちをし、家を出て行ったのでてんが隼也と、そして北村笑店のために親子の縁を切るという道を選んだ、というところで終わりましたが、なんとそれから四年が経ったところからお話は始まりました。

 

 

隼也と北村笑店の両方を守るためにてんのとった行動の意味はみんなが理解していて、誰一人とてんを責めることなく、隼也の行き先を心配しながら、毎日一生懸命働いています。

 

 

そしてそれは家を出て行った隼也も同じで、たまに風太宛てに名無しの手紙が来てそこには近況報告が書いてあるとのことで、これはとても良いと感じました。

 

 

ちゃんと自分の置かれた状況をわかっていて、その中でできる限りのことをしようと頑張っている姿は大いに評価に値することだと思います。

 

 

隼也がそんな粋なことができるとは思っていなかったので、びっくりしたと同時に、なんとなく藤吉郎に似ているなぁ、という感じがしました。

 

 

そして手紙によると、すでに子供もいるようで、生活自体は楽ではないものの、幸せにくらしているとのことで、まあここまで落ち着いているのであればあの選択もありだったのかな、と今では思います。

 

 

繰り返しになりますが、要はなんでも自分次第ということですね。自分の人生は自分の生き方次第でどうにでも変わっていけるということ、改めて思いました。

 

 

でも、家出をしてもてんや北村笑店との関係がまだ続いているからこそ、隼也には最終回までにもう一度出演してもらいたいと思いました。

わろてんか127話感想「勘当」

予想外のことが起こりました。初めに言ってしまいますが、隼也が勘当されました。こういう展開は全く予想していなかったのでとてもびっくりしました。

 

 

風太も言っていたように、てんは北村笑店を守るために、そして隼也が自分の想いのままに行動できるように「勘当する」という道を選択したのです。

 

 

んー、とても難しい決断でしたね。一度はお別れすることを納得した二人ですが、それでもやはり抑えきれない想いがあった。

 

 

それ自体はよくある話だと思いますが、問題はその想いをどういう形にしていくかですよね。

 

 

隼也の今回のケースは相手が悪かったとしか言いようがありませんが、それでも最終的にああいう行動がとれるのはとても勇気のある、そしてとても迷惑なことですね。

 

 

てんも自分が藤吉郎と駆け落ちをし勘当された身だけにすごく迷ったと思います。ましてや急なことで、ちゃんとしたお別れもできない中での決断。

 

 

自分と、最愛の息子の隼也と、それから北村笑店に関わってくる大きな大きな決断、簡単に決められるはずがありません。

 

 

でも、隼也の気持ちを一番に考え、そして北村笑店も守る方法として自分の気持ちを犠牲にしてこの道を選びました。相当の覚悟がないとできなかったことだと思います。

 

 

跡取りを失くし、一人になってしまったてん、これからどうなっていくのでしょうか。とっても心配です。

そして来週からは戦時中の話が始まるようで、またガラッと雰囲気の違った流れになるようです。物語の終盤でこんなにもまた大きく局面が変わるのですね。それにしても今日は驚くことが多かったです。でもあともう少しなので、一話一話を噛み締めながら最後まで観ていきたいと思います。

わろてんか126話感想「幸せのカタチ」

徐々に物語のまとめに入ってきているわろてんかですが、そんな中で今日は二つの大きなトピックがありました。まず一番大きなものはリリコと四郎の結婚が決まったこと、そしてそれに伴い二人で上海に行ってしまうということです。

 

 

いろいろと紆余曲折があり、若干の遠回りもしましたが最終的には二人とも素直になることができ、無事に結ばれました。

 

 

二人の幸せと共に、北村笑店では貴重な人材をまた失ってしまったのですが、でも、二人は退社したわけではなく、北村笑店の社員のままの渡航ですので、そうですね、休業中といったところでしょうか。

 

 

いつの日か日本に戻ってきた際には、またリリコアンド四郎の漫才が見られることを期待したいですね。でも、リリコがこういう形であっさり結婚してしまうとは、何よりそれが一番予想外でした。

 

 

最初の頃は性格も曲がっているところがあり、あまり好きになれなかったリリコですが、年を重ねるにつれて良さがわかってきて、大好きになりました。

 

 

女性としても生き方においても、てんとは違いますが、リリコが幸せをつかんだこと、本当に嬉しく思います。よかったです。そして二つ目のトピックはつばきさんのこと。

 

 

どうしても結婚に踏み切れないつばきさんは家を出る決意を固め、北村家にも寄ります。そこでてんと会い、とりあえず風太の家に招き入れられますが、ここはてんも大人としての判断で、つばきさんのお父さんに連絡します。

 

 

ただ、隼也の気持ちもつばきさんの気持ちもわかっているので、てんとしても苦渋の決断だったと思います。この件についてはまだまだ動きがあるようです。どうなっていくのでしょうか。

わろてんか125話感想「決断」

先に言ってしまいますが、今日はとてもいい話でした。リリコと四郎についてですが、四郎には女がいたのではなく昔の仲間から上海での楽団に誘われているのだということがわかりました。

 

 

オーケストラでの演奏は四郎の長年の目標だったのですが、四郎はリリコを選びました。ただ、それを知ったリリコは喜びながらも悩んでしまいます。リリコも四郎のことが好きだからこそ悩み、そしてリリコは四郎とのコンビ解消を申し出ますが。

 

 

と、こんな感じでその後の流れは大体想像がつくと思うので割愛しますが、要は二人がお互いのことを強く想い合っていることは誰の目にも明らかなので、そんな二人がすれ違わないように、しっかりとそれぞれの本当の気持ちと素直な想いを伝えられるようにてんが策を練りました。

 

 

てんは自分と藤吉郎を重ね合わせているのでしょうか。それとも、自分が幸せになれたのは周りのみんながいたからこそで、だからこそ自分が何かすることで幸せになれる人がいたら全力で応援したいということでしょうか。

 

 

とにかくみんなの手を借りながら、どうにかリリコと四郎にそれぞれの正直な気持ちを伝えてもらうことに成功しました。そして二人の気持ちはひとつだということがしっかりと確認でき、リリコも四郎もスッキリとした表情でした。

 

 

このケースで思ったのは、深い愛があるからこそ動きを止めてしまうものもあるということです。ささやかな幸せはそこら中にありますが、時にはそれが歩みを止める要因にもなってしまうということ、初めて知りました。

 

 

まだまだですね、これからもっと色々勉強したいと思います。ただ、一緒に上海へ行くことを決めた二人に北村笑店の社員のまま行けと、戻ってきたらまたコンビをやればいいと言い放った風太はこれまでで一番カッコよく見えました。

 

 

さすが専務、言うことが違います。これで二人も安心して行けるのではないでしょうか。ホッとしました。

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