わろてんか110話感想「すれ違う思い」
また新しい一週間の始まりです。先週は苦戦の末にリリコアンドシローが大ウケし、大成功、多くのお客さんがリリコアンドシローを目当てに寄席に足を運んでくれました。
キースとアサリに並び、大人気のコンビになったとのことですが、そんなにすぐに売れるものなのか、相変わらずの物語の進み方にまた少しハテナを感じてしまいましたが、あまり深く考えないことにしたいと思います。
それより、先週がリリコと四郎の週というのであれば、今週は隼也の週のようです。現在見習いの丁稚として風鳥亭で働いている隼也ですが、アメリカで学んだ新しいことを風鳥亭でやりたくて仕方ありません。
ここのところずっと売店番で、似顔絵入り饅頭の売り出しなどいろいろと隼也なりに新しいことをやってはいますが、それでは物足りないようです。まあアメリカ帰りの身とすればそう感じるでしょうね。
そしてそんな中最低でも2年の下働きをという風太のやり方ではスピード感に欠けると感じてしまうのも無理ないと思います。いつの時代でもあることですが、このジェネレーションギャップというのか、考え方の違いはなかなか埋めることのできない難しい問題ですね。
どちらが正しいということでもないですし、同じ目標だけど、アプローチの仕方が違うというだけです。でもここでまた登場するのがスーパーマンの伊能さんです。
確かに隼也の思いを一番理解できるのは伊能さんだと思いますが、ここまで良い待遇でいいの?と思うくらい伊能さんはいつも色々と手はずを整えてくれます。
今回もしっかりとてんと風太に話を通し、隼也のためになるよう、ゆくゆくの風鳥亭のためになるように算段をつけてくれました。本当に伊能さんには感謝してもしきれませんね。新天地で隼也はどんな頑張りを見せてくれるでしょうか。