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わろてんか24話感想「ライバル」

先日てんのお母さんが大阪に訪ねてきて、藤吉のお母さんと直接話し合い、てんは正式に北村家にいられることになりました。そしてお母さんは帰る前にてんにお嫁としてのあり方や考え方を言い残して、去って行きました。

 

 

この出来事はてんに大きな力をもたらし、そして改めてまた覚悟を決めさせるものとなりました。それからのてんの表情がより一層引き締まったように感じたのは私だけではないと思います。

 

 

まだまだたくさんの試練と、苦労が待っていると思いますが、プライドとメンツに賭けて、負けずに頑張ってほしいです。そして今日は楓さんと一歩近づくこともできました。

 

 

もともと藤吉を賭けて勝負をしていた二人でしたが、楓さんは実はとても自立志向の高い人で、根底の部分ではてんと考え方がよく似ているということが判明しました。

 

 

私個人的には楓さんをそんなにいいとは思っていませんが、自分の信念と考えがあること、そしてそれを目標として常に上を目指そうとしているところは共感できます。

 

 

どんなリスクも恐れず自分の責任で自分のことをやる、いつの時代にもこういう女性はいたのですね。そういう人にとってあの時代はきっと今より数倍も生きにくかったのではないかと思います。

 

 

そして楓さんもてんの良さをわかってくれ、めでたく和解とでもいいましょうか、楓さんは出て行くことになりました。楓さんがこの先楓さんらしく生きられることを祈るばかりです。

 

 

そしててんにとってはライバルがいなくなったということですが、それでもまだ問題は山積みのようです。次は何が起こるのでしょうか。

わろてんか感想23話「新たな気持ちで」

商い勝負に勝ったものの、楓さんは藤吉と祝言をあげることになったと言います。藤吉もお母さんに抗議しますが、一切聞き入れてくれません。またもや二人で孤立してしまった藤吉とてん、本当に問題が次から次へと起こります。

 

 

そこへなんと京都からてんのお母さんがてんへの着物を持って現れました。きっと風太からの情報で今回の訪問を決めたのだと思いますが、現れたときのその佇まいが本当に立派で、オーラがあって、見とれてしまいました。

 

 

北村家の人々もさすがに何も言えず、ただ黙って見ていました。そしてついにてんのお母さん対藤吉のお母さんの勝負が始まりました。

 

 

てんのお母さんは勘当したとはいえてんは大切に育てた娘だから、こちらでちゃんと預かってしっかり鍛えてほしいと言います。一方で藤吉のお母さんは育ちのいいお嬢さんがこんなところにお嫁にくる必要はないと言います。

 

 

一見どちらも自分の要望を押し付け、都合のいいように話を進めたいように見えますが、二人のやりとりを聞いていて実はそうでもないということを感じました。

 

 

二人とも能力があるゆえ自分の考えや意志をしっかりと持っていて、さらにはこれまで大変な思いをしながら生きてきました。

 

 

だからこそ、女性がしかるべき場面でどう頑張るか、そこにどんな意味があるのかよくわかっているようで、二人ともその部分については共通認識ができたようで、わりと早く話がつきました。

 

 

また、子供のことを一番に考えているあたりもよく似ていますね。お母さんのおかげでとりあえず北村家にいることが許されたてんですが、これはほんの始まりにすぎなかったようです。

わろてんか22話の感想「おてんちゃんは命に代えても幸せにする」

わろてんか22話は、朝、てんがお米を焚いているところから始まります。物音に気が付いて、中を覗くと藤吉が出かけるところでした。藤吉は勝負がうまくいっているてんとは違い、商い勝負の発端となったお米の買付の失敗で、少し追い詰められている感じがしました。

 

 

藤吉が出かけた後、てんとトキが重労働をしていると、啄子と楓は優雅にお出かけしていきます。そこへ、風太が現れます。なぜ、てんが女中の恰好しているのかと質問し、先ほどの女性二人は誰だと聞くと、トキが素直に「藤吉さんのお母さんと許嫁さん」と答えて風太がびっくりしています。

 

 

風太がてんたちの女中部屋に通されると、風太はてんにりんからの手紙を渡します。嬉しそうにしているてんに、風太は一緒に京都に帰ろうと心配しています。

 

 

てんは藤吉が自分の家を「笑顔のない家」と聞いていたことが気になっていたようで、みんなにも笑ってほしいと言いました。外で待っていたトキもてんが心配だったようで、風太の説得が失敗したことに怒って、風太を叩いていました。

 

 

てんは藤吉の姉・頼子がなにやらものを漁っているところに遭遇します。そこで、てんは頼子から啄子は亡き夫の事が昔から嫌いだったと教えてもらいました。藤吉がお店に帰ってくると、風太が藤吉を殴り倒してしまいます。

 

 

藤吉が「おてんちゃんは命に代えても幸せにする」と言い切りました。風太が帰った後、てんは藤吉の腫れた頬を冷やしながらお礼を言いました。いい感じになっているのを見た楓は、怒りながら誰かに手紙を書き始めました。

 

 

一方てんはりんからの手紙を嬉しそうに読みます。りんは縁談が進み、結婚式にてんが来られないことを残念に思っています。藤岡屋は大丈夫だからと、てんが幸せになるよう願ってくれていました。

 

 

楓が手紙を書いているところを見かけた啄子は、てんのところへ行き一刻も早く藤吉と楓の祝言を挙げると言い出しました。嫁勝負の意味が全くありませんでした。

 

 

しずはてんが意地悪されていると、風太から聞かされて、出かける準備を女中に言い渡すところで今回のお話はおしまいです。

 

わろてんか21話の感想「この勝負、あんたの勝ちや」

わろてんか21話は、てんと楓が藤吉の嫁の座をかけての対決が決まるところから始まります。啄子は二人に「おきばりやす!」と言って煽ります。

 

 

そこへ、藤吉がコメを高い金額で買わされてしまい、さっそく啄子は嫁候補二人にコメを売りさばくよう言い出しました。勝負はお米の精米から、女子二人が重労働を始めます。藤吉は謝りながら金策に出かけて行きました。

 

 

次は商い勝負、藤吉が買い付けた精米と古米を売りさばきます。お客が通り過ぎるてんと違い楓の方にたくさんお客が集まってきます。楓との身なりの違いなどを意地悪く啄子が説明していると、てんは走って家の中に入っていってしまいました。

 

 

泣いて逃げてしまったと思った啄子が「あっけなかったわぁ」と驚いていると、てんは指摘した個所を改善して現れました。てんのもとに来たお客さんが、お米を値切ろうとしますが、てんが断ってしまいます。

 

 

すぐに横の楓に同じように交渉すると、楓は交渉に応じて値段を安くしてしまいました。てんがびっくりしていると、楓は「これが商いや」と少し意地悪そうに言います。

 

 

てんがなかなか売れない古米を見つめながら、古米の食べ方をトキに聞くと、トキは匂いがあるのでお酒で炊いたり油を入れたりして手間を入れると教えてくれました。その説明で、てんはレシピを提案することを思いつきます。

 

 

古米でお団子を作って見せると、てんのもとにお客が集まってきます。お醤油の焼ける匂いは覗きたくなってしまいますよね。次に外米の扱いに困っていると、以前お店に来ていたインドの人を見かけて、てんは追いかけて行きます。

 

 

今度はカレーの作り方でお客さんを集めることに成功していました。金策に出かけていた藤吉が、ぐったりして帰ってくると、てんの売り場にはたくさんの人がカレーを試食しながら外米を買っている光景が広がっていました。

 

 

商い勝負の後、使用人たちにもカレーを振る舞っていると、藤吉がてんに頭を下げてお礼を言いました。そこへ啄子が現れて、お客に振る舞った分の材料代を計算しているのか聞かれて、てんは「それは…」と言葉を濁していると、意外にも啄子は生きたお金の使うのはいいことだと言ってくれました。

 

 

啄子はてんに船場や北村屋に伝わる商売の極意「始末・才覚・算用」の正しい意味を教えてくれます。才覚はてんがやっていたレシピ提案の事だと言ってくれました。さらに「この勝負、あんたの勝ちや」といい、てんはうれしそうに笑いました。

 

 

極意を教えている啄子はほんの少し優しそうにてんに話しかけていましたが、ひとりになった啄子は、なぜ極意を教えてしまったのかと悔しそうにしていました。大阪へ風太がやってきておうどんを食べているところで今回のお話はおしまいです。

わろてんか20話の感想「女中・てんの一日」

わろてんか20話は、てんが藤吉の実家で女中として働くところから始まります。ほかの女中からは「どすどすいう京ことばやめてんか!」と早速いびられています。

 

 

食い扶持が増えて迷惑とまで言われますが、てんは一息ついて「よし!」と笑顔で気合を入れます。てんは雑巾がけをしていても、女中たちから嫌味を言われてしまいますが、一生懸命仕事をしています。

 

 

そんなてんを啄子は憎たらしそうに見ています。そこへ寝坊した楓が現れると、啄子はにっこり笑って、楓はお客様だからと優しく対応していました。待遇の違いにてんは表情が曇っています。

 

 

にっこり笑っていた啄子は、厳しい顔に戻り、てんに厠の軒下に蜘蛛の巣が残っていると厳しく指摘します。てんは慌てて蜘蛛の巣を払いに駆け出します。頑張っているてんが気に食わない様子の啄子は、どうせ一日で逃げ出すだろうとつぶやきました。

 


朝食の支度をしていると、起きてきた藤吉が声をかけます。てんを部屋の隅に呼び寄せて、自分で作った啄子の般若のようなお札を見せて笑わせます。

 

 

朝食を始めようとすると啄子はてんに「奉公人はこっちや」と言って、部屋から追い出してしまいました。他の使用人たちとご飯を食べていると、てんがなにやらひどい匂いに気づいてびっくりしています。

 

 

すると、女中が台所にある漬物の樽から匂いがしていると教えてくれました。啄子が使用人たちの食欲を抑えるためにわざとふたを開けて置いていると教えてくれました。

 

 

食事の後、てんが洗濯をしていると女中がたくさん追加の着物を渡してきます。洗濯になれていないてんは洗濯板で手の皮がむけてしまいました。

 

 

血が出ていることに気づいて、慌てて家の中に入って行くと、お店では藤吉が番頭さんにお米の説明を受けていました。北村屋では外国米も扱っていて、日本人向けではないお米を日本人でも食べられるようにブレンドするのは昔からやっていたお米屋さんの技のようです。

 

 

藤吉はブレンドの仕方を教えてもらえるよう頭を下げてお願いしていました。それを見たてんは自分も「がんばらないと」と洗濯に戻って行きました。すると、トキが「うちもここでご一緒します!」と現れます。

 


女中の恰好をしているてんを見て、トキは状況が分からず戸惑います。啄子はただの働き手が増えるのは結構なこととにっこり笑って立ち去りました。トキはそれだけで状況が把握できたようでした。

 

 

てんが食事の後片付けをしていると、藤吉の姉が現れました。てんの上着を勝手に持ち出し、女中には必要ないといいながら自分のものにしようとしていると、藤吉が現れて上着を取り返してくれました。

 

 

さらに、楓が現れて自分の櫛を差し上げますと姉を連れていってしまいました。藤吉の姉・頼子は嫁ぎ先からよく里帰りをしているようです。ややこしい人がさらに増えました。

 


その後、藤吉はお米の買い付けに出かけました。見送りに出た啄子は藤吉が店を継ぐことが本当に嬉しそうでした。てんは繕い物にかわいいトンボの刺繍をして、作業を楽しんでいます。

 

 

使用人たちの食事中の漬物の匂いも、てんが気を効かせてショウガで匂いを消してしまいました。ひどい匂いの中食事をしていた使用人たちはうれしそうに笑っていました。楓は陰から憎々しげに見つめていました。

 

 


帰ってきた藤吉には、疲れた体に効くお灸を差し入れてとても気の利いた働きを見せていました。藤吉は啄子の堂に入ったケチ具合を説明して、またてんを笑わせてくれます。

 

 

そこへ楓が現れて、てんに「媚びを売っている」と嫌味をいうと、藤吉は楓と結婚する気は無いのであきらめてくれと伝えます。楓が泣きだすと、今度は啄子が現れ、どちらが藤吉にふさわしいか見極めると言い出すところで今回のお話はおしまいです。

わろてんか十九話感想「てんの面接」

わろてんか19話は、藤吉が母・啄子に駆け落ちの報告とするところから始まります。啄子はてんと藤吉の駆け落ちを「汚らわしい」と言い捨てて、てんを帰せと大反対しています。藤吉の許嫁・楓はてんを妾扱いして、一人ぐらいいてもいいと言い出しました。

 

 

藤吉は、てんを嫁にできないなら家を出て行くと言い立ち去ろうとすると、啄子は胸を押さえて苦しみ始めます。藤吉は心配そうに近寄よると、啄子は藤吉を引き留めるため、とりあえず、てんも藤吉も北村家で休むことになりました。

 

 

案内する楓にてんが人懐っこく話しかけますが、楓は敵意むき出しでこの縁談は譲らないと言い出しました。てんが藤吉の事をどう思っているか聞くと、楓は鼻で笑って藤吉の事は好きも嫌いもない「負けられへん」と言うだけでした。

 

 

藤岡屋ではりんにすずが本当に家を継ぐのかと確認しています。りんは覚悟を決めていてしっかりと継ぐと返事しました。りんが立ち去った後、儀兵衛が現れ、すずはてんが笑っているかと心配します。

 

 

しかし儀兵衛は「もううちの子やない」と冷たく言いますがどことなく寂しそうです。すずは何とも言えない顔をした後、庭で掃除をしているトキに声をかけ何かをお願いするようです。

 

 

てんと藤吉が楽しそうに話をしている笑い声を聞いて、啄子がムッとした顔をしています。藤吉が改めて支え合っていこうと話していると、啄子が顔を出します。

 

 

てんは頭を下げて挨拶とお願いをすると、啄子は面接を始めます。啄子のてんの評価は「京なまり」・「ぜいたく」・「アホ」と散々な状態でした。それを知らないてんはニコニコ笑いながら質問に答えています。

 

 

てんが改めて、家を出てきた覚悟を伝えると、啄子は女中としてだったら、置いてあげると言い出しました。怒った藤吉は出ていこうとしますが、てんはそれを止めて笑顔で「どうぞよろしゅうお願いいたします。」と頭を下げました。

 

 

良いことは無さそうに感じてしまいます。てんは女中部屋に案内され、藤吉といる時とは一転して怖い顔をしている啄子にてんが怯んだところで、わろてんか19話はおしまいです。わろてんか20話感想につづきます。

わろてんか十八話の感想「お別れ」

昨日、二人の急接近に驚いたばかりでしたが、今日はもっと驚くような展開が待っていました。なんと、藤吉がみんなの前でお父さんにてんさんをください!と言い、得意の芸を用いながら、全身を使っててんを幸せにすると宣言しました。

 

 

お互いの気持ちの確認はできたとはいえ、この突然の展開にはさすがのてんも驚いていたようです。しかし、そう言いながらもてんの気持ちは固まっていたようです。

 

 

お父さんに縁を切ると言われたにも関わらず、いや、逆にそう言われたからこそ覚悟を持ってどうするか決心をしたようです。てん、いざという時は相変わらず強いですね。

 

 

家を離れること、家族や友達と離れること、見ず知らずの土地へ行くこと、これまでとは全く違う生活が始まることなど、大変なことばかり待ち受けているのに、その全てを受け入れる覚悟がある。

 

 

私自身はそういう選択ができないので、本当にすごいなと思いました。でも、人を好きになること、誰かに惚れるということはこういうこのなのかもしれません。てんのまっすぐな瞳がそう教えてくれました。

 

 

そしてそんなてんの急な決断を応援してくれるおばあさん、それとりんの思いにも胸がジーンとなりました。結局人生とはその人のものなので、家族としてできることは、こういう人生がいいと押し付けるのではなく、その人が選んだ人生を応援することなのかもしれないと思いました。

 

 

ただ、お父さんやお母さんの気持ちを考えると、そう簡単に割り切れないという思いももちろんあります。てんの人生はこれからどうなっていくのでしょうか。

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