わろてんか十八話の感想「お別れ」
昨日、二人の急接近に驚いたばかりでしたが、今日はもっと驚くような展開が待っていました。なんと、藤吉がみんなの前でお父さんにてんさんをください!と言い、得意の芸を用いながら、全身を使っててんを幸せにすると宣言しました。
お互いの気持ちの確認はできたとはいえ、この突然の展開にはさすがのてんも驚いていたようです。しかし、そう言いながらもてんの気持ちは固まっていたようです。
お父さんに縁を切ると言われたにも関わらず、いや、逆にそう言われたからこそ覚悟を持ってどうするか決心をしたようです。てん、いざという時は相変わらず強いですね。
家を離れること、家族や友達と離れること、見ず知らずの土地へ行くこと、これまでとは全く違う生活が始まることなど、大変なことばかり待ち受けているのに、その全てを受け入れる覚悟がある。
私自身はそういう選択ができないので、本当にすごいなと思いました。でも、人を好きになること、誰かに惚れるということはこういうこのなのかもしれません。てんのまっすぐな瞳がそう教えてくれました。
そしてそんなてんの急な決断を応援してくれるおばあさん、それとりんの思いにも胸がジーンとなりました。結局人生とはその人のものなので、家族としてできることは、こういう人生がいいと押し付けるのではなく、その人が選んだ人生を応援することなのかもしれないと思いました。
ただ、お父さんやお母さんの気持ちを考えると、そう簡単に割り切れないという思いももちろんあります。てんの人生はこれからどうなっていくのでしょうか。