ドラマやスポーツ等についてつづっています

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わろてんか34話感想「鶴と亀」

わろてんか34話は、藤吉が野菜を売っていると、風太がお客のフリで藤吉に話しかけてくるところから始まります。風太は藤吉に頭を下げて、てんを一度実家に帰すようにお願いします。

 

 

しかし、藤吉は儀兵衛との約束通り立派な商人になるまでそれはできないと言うと、風太はあっさり引き下がり立ち去ってしまいました。次に風太が向かったのは、てんたちの長屋で、キースに再会します。

 

 

キースたちとごちゃごちゃと口論していると、てんが部屋から出てきて風太が嬉しそうに挨拶していました。てんがみんなは元気かと聞くと、風太が少し言葉を詰まらせて、りんの結納が終わったと報告しました。

 

 

風太はてんにも実家に一度帰らないかと聞きますが、てんも勘当された手前帰れないと答えました。そこでも風太はあっさり引き下がって帰ってしまいました。藤吉は亀井さんのもとへ行くと、亀井さんが借金取りの催促をされているところでした。

 

 

バツが悪そうに亀井さんは寄席の土地を売って借金を返そうしていることを話します。藤吉はだったら寄席をやらせてくれと訴えますが、失敗したらこの寄席に泥を塗ることになると亀井さんは突っぱねます。

 

 

がっかりした藤吉が家に戻ると、啄子は長屋の暮らしも悪くないと、さっきまで掃除をしていたのに腰を痛そうにさすりながら笑っています。そこへあさりさんが啄子に見舞いを持ってきてくれました。

 

 

啄子はお見舞いのおまんじゅうを食べながら人とのつながりは不思議だと話していました。亀井さんが寄席の前に佇んでいると、今度はてんが亀井さんのもとを訪れました。

 

 

看板に書かれている鶴と亀についててんが聞くと、亀は亀井さんで鶴はお嫁さんであることを教えてくれました。自分のお嫁さんはてんと似ていると言いました。夫婦で一生懸命働いて立てたのがこの寄席「鶴亀亭」だったようです。

 

 

しかし、商売が軌道になると亀井さんは遊びまわっていたようです。一方お嫁さんは働き続けて、先に亡くなってしまいました。てんは家に帰ると、明日の朝、もう一度亀井さんのところに行ってみようと藤吉を誘います。

 

 

藤吉とてんは改めて、亀井さんに頭を下げます。藤吉は芸を見る目がある、てんはたくさんの人に笑っていてほしい。二人は亀井さんに頼み込みます。亀井さんは無言で戸のカギを開けてくれました。

 

 

寄席は二人に任せて、亀井さんは「わては日向ぼっこの続きや」と言い、藤吉とてんは中へ入って行きます。「今すぐにでも寄席が出来そう」とてんが嬉しそうに言うと、藤吉の夢が膨らみます。

 

 

浮かれている二人とは裏腹に、長屋で啄子がたくあんを仏頂面で頬張るところで今回のお話はおしまいです。

 

わろてんか33話感想「藤吉とリリコ」

藤吉(松坂桃李)は様子のおかしいリリコ(広瀬アリス)を気にして、夜にリリコのうちを訪ねます。泣いて助けてと縋るリリコ。事情を聴きだすと、御贔屓の客に後添いになれと言われているのでした。

 

 

好きでもない年の離れた男の元に、それも後添いになれ言われているリリコは、藤吉にてんとの事は本気なのかと問います。自分を連れて逃げてくれないなら、後添いになるというのです。

 


自分を粗末にするなと叱る藤吉ですが、リリコが好きなのは藤吉ですから、藤吉がてんと結ばれるなら、後添いとは言え、ぜいたくな暮らしを約束してくれる御贔屓さんといっしょになるのもわかるはなしですが…。

 

 

お前にはお前にあった男が現れると藤吉は強く反対するのでした。反対するのは勝手だけど、かといってリリコを幸せに出来るわけじゃないんだから、そこまで言うのもどうだろう藤吉…。

 


思わずその現場をアサリ(前野朋哉)に見られてしまい、翌日にはキース(大野拓朗)たちに話し、皆で藤吉を責めているところをてん(葵わかな)に聞かれる始末。弁明する藤吉に、てんは気持ちを抑えて、寄席を手に入れる事が大事というように、促しました。

 


てんを傷つけ、リリコも説得できない藤吉に亀井(内場勝則)は自分の寄席が盛り上がっていた頃の話をし、そろそろ手放さなく場ならないと呟いてくれました。

 


リリコと藤吉の間にある絆に、自分の気持ちをうまく処理できないてんに、啄子(鈴木京香)が「悋気は損気」とヤキモチを焼いても儲けにもならないと諭してくれました。啄子なりに藤吉の傍で支えるてんを認め始めているのでしょうね。

 


その頃てんの実家では儀兵衛(遠藤憲一)が体調を崩しているようです。しず(鈴木保奈美)に自分の事を口止めしますが、それを風太(濱田岳)が覗いていました。夜、藤吉は再びリリコの説得を試みます。

 


てんも気になってその様子を覗こうとして、リリコにバレてしまいました。昔人買いに売られそうになったリリコを藤吉は身を挺して守ってくれた縁が二人にはありました。

 

 

そんな命の恩人に愛されたかったリリコ。しかし藤吉にはてんが居る事で、もう娘義太夫も辞めて、後添いになって楽させてもらうと言います。けれど、リリコの娘義太夫としての腕を知っている藤吉は、そんな事で辞めてほしくないと説得するのでした。

 


さて、大阪には風太の姿も見えます。リリコを義太夫として迎える寄席を手に入れなく場なりませんが、まだまだ道は険しいのかな?

わろてんか32話感想「席主になりたい」

てん(葵わかな)は藤吉(松坂桃李)と啄子(鈴木京香)との長屋暮らしをしつつ、藤吉の夢である寄席の物件を探していました。ひょんなことから潰れた寄席の物件を見つけますが、その前で不愛想に座っている男・亀井(内場勝則)に追い返されてしまいます。

 

 

キース(大野拓朗)たちに相談することで、その男がその潰れた寄席の元席主だったと判明し、藤吉は寄席物件を探しつつ、亀井の元を訪れて譲ってもらえないか説得します。

 

 

何気に隣に座らせてもらったり、饅頭を分けたりと、仲よさそうなやりとりもあって、可愛いですよね。将来の藤吉と亀井の姿が見えるようです。亀井を説得していると、キレイな格好で男と歩くリリコ(広瀬アリス)を見かけます。

 

 

あら、随分年の離れた男ですね。何者なのでしょう。この間も素っ気ない態度を取っていたリリコです。気になりますね。藤吉が寄席探しをしている間、てんは万城目(藤井隆)の嫁・歌子(枝元萌)が切り盛りする一膳飯屋の手伝いと、お針子で家計を支えようとします。

 


啄子は藤吉を当てにできないと、自ら野菜売りをはじめようとアサリ(前野朋哉)に青物市場の案内を頼みますが、元々痛めていた腰をさらに痛めてしまったようです。何気に口の悪いアサリと気の強い啄子はいいコンビ?

 


結局藤吉は天秤を担いで野菜売りをしながら、寄席探しをすることに。藤吉だけが亀井を説得しているのかと思いましたが、てんも日参して何かと亀井を気遣っているようです。てんの支えに気付き、藤吉も嬉しそうです。

 

 

藤吉に夢を叶えてもらいたくて、てんも自分に出来る限りのことをしているのでしょうね。家計まで支えて、本当出来た嫁ですね。野菜売りの帰り、再びリリコにバッタリ会った藤吉は、リリコに夜自分のうちに来てほしいと願われます。

 

 

意味が分からないなりに、様子のおかしいリリコをほっておけない藤吉は、言われるがまま家を訪ねると、泣いているリリコがそこにいました。事情を尋ねるとリリコに抱き着かれ「うちを助けて」と懇願されてしまいました。

 


おやおや、また波乱の種をリリコに撒かれてしまいました。藤吉どうするのかな?

わろてんか31話感想「寄席捜し」

てん(葵わかな)は藤吉(松坂桃李)の実家米問屋北村屋を閉めたことで、万城目(藤井隆)の紹介で、売れない芸人たちが住む貧乏長屋に、藤吉と藤吉の母・啄子(鈴木京香)と共に越してきました。

 


さっそく朝からキース(大野拓朗)たちが押しかけてきて引っ越し祝いと称してバカ騒ぎしますが、啄子は不愉快げに追い返してしまいました。正直、藤吉の借金の現行きの話持ち掛けたキースが、よく啄子の前に顔出せるなと思ったりしませんか…。

 


さて、啄子にこれからどうするかと問われ、寄席をやると藤吉は言いますがねもちろん反対され、藤吉は交渉し、一カ月待ってもらう事になりました。たった一カ月。しかし二人は必死に寄席が出来るハコを探し始めます。

 


まあ寄席でにぎわっているところに「ここ譲ってもらえる話ない?」なんて巡ってるようじゃあ、話はなかなか進まない様に思いますがねぇ…。売れない芸人仲間も二人を応援すると言っていますが、その様子をリリコ(広瀬アリス)が物憂げに見ています。

 


やっと二人枕を並べて眠れるようになった二人ですが、間に啄子がドンと横たえました。もうしばらく二人でいちゃつくわけにはいかないようです。しかし、窮屈な生活ながらも幸せを感じている2人なのだから、世話入りませんね。

 


リリコとバッタリ会いますが、いつものように藤吉にしなだれかかるわけでもなく、てんをキツク睨むでもなく、少しよそよそしい態度で去って行きました。うむむ、あのリリコが大人しいだなんて、何かあるのでしょう。気になりますね。

 


啄子は売れない芸人たちに始末の極意を教えたりしながら上手く付き合っていくようです。やはり、何処に行っても追い返されてしまう二人は、年も明けたことだしと、初詣代わりに目の前にあったお宮さんにお参りすることにしました。

 

 

するとそのお宮の傍に寂れた寄席の建物が…。端席(はせき)という人通りの悪いところにある売れない寄席ではないかと藤吉は言いますが、彼はどうやらその建物が気になるようです。果たして二人はこんな人の通らない寄席をどうするつもりなのでしょうか。

わろてんか30話感想「北村屋のごりょんさん」

てん(葵わかな)は笑いの好きな藤吉(松坂桃李)に、寄席をやりましょうと言い出します。笑いに救われてきたてんは、誰もが気楽にみられる寄席を作りましょうと提案するのでした。

 


啄子(鈴木京香)は呆れますが、てんは勝負してみたいと意気込みます。藤吉も覚悟を決めて啄子に頭を下げます。商人にはなれなかった藤吉ですが、自分の夢の一つである人に笑ってもらいたいという願いは、寄席の経営で叶えられなら、身にも入るというわけです。

 


そんな夢物語手堅い商人をしてきた啄子には理解できるはずもなく、反対します。そして北村屋は家と土地を売ることで、啄子の夫と藤吉が作った借金を返せることとなりました。

 

 

トキ(徳永えり)にも暇を出します。ここから夫婦二人(姑付き)で頑張っていくのでしょうね。最後の夜、てんは藤吉の姉・頼子も呼び、家族水入らずで最後の食事として贅沢なものを用意しました。

 

 

頼子は啄子が今後どうするのか問うと、里に帰ると言います。しかしてんは自分たちと一緒に来ませんか?貧乏暮しは多い方が楽しいですというのです。旅商人だった啄子に帰る場所なんてないのを知っているてんの気遣いかもしれませんね。

 

 


万城目(藤井隆)が住む場所を見つけてくれて、引っ越し先も決まりました。店から出ていくその日、啄子とてん、藤吉は丁寧に掃除します。柱の落書きを見て郷愁にかられる啄子と藤吉。先代に涙で頭を下げる啄子です。

 

 

しかし先代からしたら店を潰したのは息子と孫ですしね。啄子は何も悪くない。てんは北村屋の建物に頭を下げ、啄子に「北村屋のごりょんさんになりたいです、修行させてください」と言います。

 

 

啄子もあんたたちが北村屋の名前を大阪にとどろかすのをこの目で見届けさせてもらいますと答えるのでした。さて、万城目に連れられた新居は、おんぼろな売れない芸人の集まる貧乏長屋でした。

 

 

一癖も二癖もありそうな芸人たちに囲まれて、これから啄子に見守られながら、二人で寄席を作っていくようです。

わろてんか29話感想「笑いを商いに」

借金取りに家を奪われそうになり、藤吉(松坂桃李)はナタを啄子(鈴木京香)に振り上げてあわや大惨事?となりますが、借金取りは米を売った幾ばくかのお金をもってあわてて退散しました。

 

 

もちろんそれは藤吉の借金取りを追い返す芝居だったのですが、啄子は「本当は私に向かったナタを振り下ろしたかったんだろう」と言います。小さい頃から何一つ笑いのないこの家が嫌いだったと正直に話す藤吉。

 

 

父親は女遊び、姉にはイケズをされ、母親は商人になれとしか言われず、窮屈に生きていたのでしょう。けれど本当は母親に認めてもらいたかったのだと…。

 


それで家と土地抵当に出しちゃったんだから、ほんとう不器用というか、下手くそというか…。啄子も何も言わず、息を吐き出すのでした。翌日残った米をちゃんと売り切るという藤吉にてん(葵わかな)も手伝いを申し出ます。

 

 


2人で米を運びながら必死に笑顔で米を売り歩きます。あと少しというところで、キース(大野拓朗)がみそかに払う家賃をはたいて買い取ってくれました。キースなりのお詫びだったのでしょうね。

 

 

そのお米よそで売って家賃作るんだよキース。万城目(藤井隆)の店で食事をとっていると、キースと落語家が落語のオチで喧嘩を始めていました。思わず藤吉が間に入り、元々のオチより素敵な締めをアドバイスします。

 

 

ん?これがもしかして藤吉の才能ではないでしょうか?自身では出来ないけど、人の話を膨らませる事ができるのでは?そんな片鱗をみせつつ、店で芸人たちとしばし交流し、笑った過ごしたてんと藤吉。

 

 


米を売り切り、北村屋に帰ると、啄子も神妙に迎えてくれました。藤吉も深々頭を下げます。帰ってからも家事に精を出すてんに藤吉は、今日までの礼を言い、京に帰るよう促します。

 

 

しかしてんは藤吉には誰にも負けない人を笑わせたいという気持ちがあるといい、いっそ笑いを商売にしようと提案するのでした。さあ、これから笑いの王国をつくる二人の足がかりですね!

わろてんか28話「最後の一粒でもあきらめない」

わろてんか28話は、藤吉に切りかかろうとする啄子をキースが止めに入ります。キースはイカサマパーマ機をどうにか売りさばこうと売りに歩いていたと話ました。

 

 

啄子は、とにかくお店を担保にして借金をしたことが許せないため、そんなことでは怒りが収まりません。すると今度は吉蔵が啄子を止めに入り、お芝居のようなセリフ回しになり出しました。

 

 

啄子ものせられたように芝居がかった調子で刀を振り回していると、野次馬が「よ!日本一!」と声をかけ楽しそうに笑いだしました。啄子は「なんやこれ」と我に帰りました。

 

 

夜、藤吉とてんは啄子に頭を付けて謝っています。さすがの啄子もどうしていいのか分からないぐらい追い詰められ、胸が痛くなってきたと倒れてしまいました。てんが啄子にお薬を飲ませていると、啄子はてんに京都に帰れと改めて言いました。

 

 

どちらかと言うと、てんの事を思って言っているような気がします。しかし、てんは「帰る気はないと言いました」と答えると、「あんたも貧乏くじ引いたな」とあきれていました。

 

 

そして、子供のころ、あの子を寄席に連れてったのが間違いだったとつぶやきました。夫を探しに藤吉を連れて街を探し回り、疲れ切ってもうどうでもよくなっていた啄子に小さな藤吉が寄席に行きたいとせがまれて、入ってしまったと告白しました。

 

 

てんはパーマ機の契約書を持って伊能氏に相談に行きました。しかし、契約書には問題ないので訴えることはできないと言われてしまいました。何か言おうとする伊能氏の言葉をさえぎって、てんはそそくさと帰ろうとします。

 

 

伊能氏はてんを呼び止めて「大丈夫か」と声をかけます。伊能氏は藤吉と一緒にいる方がてんが幸せになれると思ったからと身を引いたことを言いかけますが、てんは藤吉を選んだことを間違ったと思っていないと答えました。

 

 

帰ろうとするてんに、伊能氏はいつでも待っているとにっこり笑って、てんを見送りました。てんが店に戻ると、啄子がまた行商に出かけようとお米を荷車に積んでいました。

 

 

啄子の「最後の一粒でもあきらめない」という言葉に藤吉はハッとして、自分がやると出かけて行きました。しかしどこに行っても断られて、歌子の店にも売り込みに行きますが、高いお米は買えないと手土産を渡されるだけでした。

 

 

夜、ほんの少しの売り上げで、藤吉はまたくじけそうになった様子で口にするのはためらっていますが、もう店を手放したい気持ちになっているようでした。そこへまた、借金元が取り立てに現れました。

 

 

良い家だと言いつつ、解体する話をしだす借金元に、啄子はそれなら自分を殺せと言い出しました。すると、藤吉はナタを持ち出し、「いっそこの家を壊して…」とナタを振り上げるところで今回のお話はおしまいです。 

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