わろてんか134話感想「チェック」
改めて「笑い」の尊さ、素晴らしさを感じ、これからももっともっと「笑い」で人々を幸せにしようと誓った北村笑店ですが、時代はそう簡単ではありませんでした。
今度は検閲の問題です。笑いや娯楽は兵士の士気を下げ、強い精神を育む邪魔になると、政府の検閲は日に日に厳しくなっていました。
笑いや娯楽が人を堕落させるのか、もしくは逆に癒しを与え、明日を生きる活力になるのか、誰にも正解はわかりませんが、後者だと信じたい強い気持ちがあります。
それは、北村笑店のみんなも同じです。残念なことに、伊能商会で撮影したキース主演の映画も、検閲に引っかかり、物語の肝となる部分をカットせざるをえないということで、公開が見送られました。
さすがにこれではやる気をなくしますよね、ただ一方で、それでもそんなことに負けたくない!負けてたまるか!という気持ちもあります。
今の時代ではとても想像できない問題ですが、見ていてこちらまで途方に暮れてしまいました。簡単な問題ではありませんが、何かいい方法はないものでしょうか。誰のためにもならない政策に腹が立ちます。
それはそうと、今日は大変な事実が発覚したところでお話が終わりました。なんと伊能さんが伊能商会を辞めたそうです。ん?伊能商店に伊能さんがいなくなる?!
理解するのに少し時間がかかりましたが、どうやら検閲問題から発展して、伊能さんの理想とするものと会社との方針に埋められない距離ができてしまったようです。
伊能さんの才能や手腕は誰もが認めるところだと思いますが、頑固さも折り紙つきなので、きっと自分から去って行ったのではないかと推測しています。明日になれば詳しいことがわかるのでしょうか。とっても気になります。明日が待ち遠しいです。