わろてんか100話感想「女VS男」
北村笑店の女主人のてん、何か新しいことをやろうと思いついたのは、女性を主役にするということでした。女性を主役にした演目を、女性でやる、いかにも女性が思いつきそうなことですよね。でも、同じ女性としてこの案は支持します。
ただ、誤解のないように断っておきますが、それは女性だから成功するだろう、と思って支持しているわけではありません。これまで寄席の演目のほとんどを男性しかやっていなかったのは単にみんなの概念が、女性にはできない、もしくは、女性はやるものではない、だったからです。
つまりそれは物理的に女性ができない、ということではありません。だからこそ、女性がやってみることに賛成ということです。ただ一方でそれは、女性の方ができる、女性の方が面白い、と思っているからでもありません。
従って、最終的にどういう結果になるか、いろんな意味で楽しみですね。まあ要はチャレンジする心は男女問わず共通のものなので、チャンスはみんなに与えられるべきですし、その気持ちは誰にも奪えるものではないということです。
そしてここ数日のてんはなんだか綺麗になったように感じます。藤吉郎がいなくなったことによる責任感が顔に出てきたのでしょうか。昔は笑顔が可愛い小娘、という印象が強かったですが、現在は聡明で気立てのいい女社長といった感じでしょうか。
静かな強さが増し、よりたくましくなったように思います。歌子さんやリリコ、そして楓さんなど女性同士で支え合い手を取り合い、これからは女性の時代の到来とばかりにみんな頑張っています。その姿はとっても眩しいです。