わろてんか92話感想「おめでた、い」
今週も元気に始まりました、わろてんか。藤吉郎もリハビリの甲斐あり元気になり、トキと風太も一人前の夫婦らしくケンカが絶えない日々ので、久しぶりに平和が続いています。
こういうなんてことのない普通の日常こそがきっと「幸せ」というのだと思います。また、吉蔵さんのところにも楓さんから執筆の依頼が来て、風鳥亭は相変わらずの上り調子です。
思い返せば楓さんとは藤吉郎を賭けての争いがあり、その時はてんも楓さんも、そして藤吉郎もまだ若くみんなバタバタギラギラしていましたね。
それがこの短い間にそれぞれが各々の道を見つけ、しっかり歩いている、とても素晴らしく感慨深い思いでいっぱいです。
久しぶりの楓さんもすっかり編集者の貫禄を持ち合わせていて、女性としてはもちろんですが、一人の人間として輝いていてとても眩しかったです。
そしててんと藤吉郎をずっと近くで支えてくれている吉蔵さんと歌子さんはやはりピカイチの夫婦ですね。
子供がいないということも関係しているとは思いますが、それぞれの相手に対する思い、愛情などが深くて本当の「愛情」というものがどういうものなのか、教えてもらったような気がしました。
そして愛の形、夫婦の形とは一つではないということもわかりました。今日はこういった心温まることが多かったわろてんかですが、最後にもう一つ、風太とトキのところに赤ちゃんがやってくることも忘れずにお伝えしないといけません。
これには「親」としての先輩であるてんも藤吉郎も大喜びです。風太はきっとますます仕事に力が入りますね。これまで多くの人のために尽くしてきたトキにはこれからは自分の幸せを満喫してほしいと思います。