わろてんか72話感想「一件落着」
早速やってくれました風太!ギンさんのところにいる芸人さんたちの風鳥亭に移りたいという切なる希望を聞き、そして風鳥亭のピンチを目の当たりにし、ついに事態の解決に向けて動いてくれました。
それはとても大胆かつユニークなもので、掟破りとも言えるようなことだったので、捨て身の覚悟がないと到底できないことです。
風太は頼りになりますね。もちろん、トキの涙も風太のそれに大きな力を与えたと思いますが、その勇気と行動力を賞賛したいと思います。
そしてかくかくしかじか、どこからか文鳥師匠も登場し、最終的にまとめると藤吉郎とてんの寄席に対する思いや芸人さんを家族同然に扱っているところなどを気に入られ、文鳥師匠率いる芸人たちも風鳥亭に所属することとなります。
また、ギンさんのところにいた芸人さんたちも同じく全員風鳥亭の所属となり、風鳥亭は一気に大きくなりました。相変わらず大きくなる時は一瞬で大きくなる風鳥亭です。
個人的にはギンさんとの揉め事なんかより、風鳥亭が大きくなる経緯やそこに至るまでのプロセスをもっと見たいですけどね。そして最終的には大勢の芸人を抱え、寄席を10軒持つまでになり、有名になりました。
また、一方のギンさんも、風鳥亭との出来事のおかげで笑いや芸の原点を思い出す事が出来たようで、とても気持ちのいい引き際で去って行きました。
まあギンさんの引き際に関しては、さすがにこれではさっぱりしすぎかとも思いますが、ギンさん自身が望んだ事のようですし、これ以上また何かあっても困るので、最終的にはどちらにとってもよかった、という事にしておこうと思います。