わろてんか十三話の感想「頭と心」
昨日藤吉と奇跡の再会を果たしたてん、てんはもちろんですが、てんの成長に藤吉の方がびっくりしていて、二人とも心ここにあらずの状態が続いていました。
藤吉は、てんのことを思いながらも自分の身分などわきまえている分、なかなか気持ちの整理がつかないようで、旅芸人仲間のキースにもからかわれていました。
そしててんも、新一兄さん亡きあと、自分が藤岡家を継ぐために、立派なお婿さんをもらうと決意を固めた矢先の出来事だったので、とてもとても心揺さぶられたようで、どうしていいのかわからなくなっていました。
実は両想いなのに、なかなかそこに気付かない二人の初々しさがたまらなく可愛くて、心洗われました。でもそれと同時に、てんはどちらを選択するのだろう、どちらの選択のがいいのか、と考えてしまいました。
自分の気持ちに素直に従うのであれば、藤吉を選ぶと思いますが、家族のこと、家のこと、藤岡家のことを考えると、別にお婿さんを探すのが得策と言えると思います。この問題、昔からあるのですね。
やはり愛だけでは生きていけないのでしょうか。結婚とは愛ではなく、生活ですからね。もちろん、愛がなくていいと言っているわけではありませんが。
私個人の考えとしては、これ以上藤吉への気持ちが高ぶる前に、別にお婿さんを探す方を勧めたいと思います。最後に、風太について言わせてください。
風太はとてもいいキャラクターで演技も上手ですね。今日も風太が出てきた瞬間に目を奪われてしまいました。幼い頃から一切変わっていないあの感じが、とても好きです。