わろてんか第十一話の感想「おとうはんを笑わしてくれ」
わろてんか11話は、薬屋が傾き新一は倒れてしまい、家が暗くなってしまったところから始まります。しかし、てんはこんな時こそと明るく台所で祝い膳を作り始めます。
何事かと台所に入ってきた風太は「結納か」とてんの気持ちを察したようでした。てんは「まだ、先の話やしこんなときこそわらわんと」と明るく結納を肯定しました。
手伝おうと風太は唐辛子をすりつぶして、粉が目に入ってしまい大騒ぎしていました。夕方、ハツはてんの結納品の前でぼんやり座っていました。
伊能家からは藤岡屋の騒動を理由に結納をお断りされてしまったようでした。儀兵衛はハツに謝ります。孫がお嫁に行くことには素直にうれしかったのかもしれません。
てんにも結納が断られたことが伝わったようで、風太が茶化そうとしますがトキが必死に止めます。一方、しずは泣きながら儀兵衛に新一の余命があと一週間程度だとお医者さんに告げられたことを伝えました。
儀兵衛は愕然とします。夜、しずはお百度参りをしていると、てんが現れます。しずはあきらめてない様子をみて、てんも「一緒にさせてください」といい、二人でお参りを続けます。
新一の症状が少し落ち着いたようで、元気はありませんが、てんと笑って話ができるようになりました。てんは新一と約束します。「おとうはんを笑わしてくれ」とゆびきりをしました。
使用人が騒いでいるところへ、てんが話を聞くと、儀兵衛が使用人に暇を言い渡した後姿が見えないとみんな心配していました。
蔵では儀兵衛が今にも首を吊るような姿勢でした、てんたちが駆け付けて大騒ぎで全員が止めに入ります。すったもんだの末に、儀兵衛を引きずり下ろしました。
儀兵衛は首を吊ろうとしたのではなく、結納の品をしまおうとしていただけだったことが分かり、てんが大笑いすると、儀兵衛も大笑いしだしました。
みんなで大笑いしている声が新一の部屋にも届き、新一が涙をこぼしながら笑っているところでわろてんか十一話のお話はおしまいです。わろてんか十二話の感想へつづく。