貴族探偵第6話の感想はコチラ
先週と今週と初めての前・後編に分かれての回でしたが、今回は解決編ということで、ほぼ謎解きをしていました。
当初疑われていた桜川家とその召使いたちでしたが、結局犯人は婿候補たちで、ある人に仕掛けられた各々の「邪推」により、疑心暗鬼になり、それぞれがそれぞれを殺してしまった、というシンプルではありますが、それなりに深い話でした。
ただ、トリックが結構複雑で、また、実行するもの現実的に難しいものであったので、謎解きのシーンで理解するまで少し時間がかかりました。
おまけにいつものように高徳が最初に、大体は合っているけどちょっとだけ違う、推理をするので、余計にこんがらがってしまいました。
今回は被害者が3人で互いに殺し合ったということで、召使いがそれぞれ一人ずつを担当し調査するという形が取られましたが、それに伴い再現VTRも召使いそれぞれが被害者役をやり、再現していたので一人何役もやることになり、より理解しにくかったです。
でも一方で、今回の事件のポイントとなる桜川家の婿選びやそれに至るまでのそれぞれの心情などについては、心温まるストーリーがあり、とても気に入りました。
それぞれの立場での苦悩や願望、できることできないこと、やっていいことそしてやってはいけないことなど、丁寧に描かれていて、よかったです。
そして最終的に犯人も死亡ということで事件は片付くのですが、貴族探偵と桜川家、そして喜多見との関係が少しですが明らかになりました!これはこれまでで一番の進展です。
何が一番びっくりしたかというと、喜多見切子は実は亡くなっていたのですね。ここにて急展開というか、そういうことだったのか!と、やけに納得し、気分が高揚してしまいました。
個人的にこういう展開はとても好きで、ツボなので気に入りました。ドラマに対する好感度もかなりアップしています。
そしていろいろ回想すると、師匠と言いながらもこれまで一度も事件現場に来ていなかったり、推理も手伝ってくれていなかったり、そして事務所でいろんなおしゃべりをしながらも急に消えてしまうことが多いことなどなど、思い返すとなるほど!
と思うところがたくさんでした。そしてその喜多見の死と貴族探偵はどうも関係しているようで、そしてそれを桜川家の当主も知っているようで、やっと話が核心に触れ始めたのではないかと思います。
ここまで、そうですね、それなりに長かった!(笑)でも、やっと面白くなってきました。よかったです。今までで一番続きが気になっていて、来週が楽しみです。