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わろてんか103話感想「新しいとは」

一人悩んでいるてんのところになんと藤吉郎が現れました。もちろん本当に現れたわけではありませんが、困っている経営者のてんに、アドバイスを授けに訪れたようです。

 

 

藤吉郎のてんを想う気持ちと、てんの藤吉郎に馳せる思いが重なり、とても切なく感じ胸がキュンとなりました。でも、胸がキュンとしたところで現実は現実としてあります。そうです、てんが悩んでいること、それはリリコと四郎さんのことです。

 

 

いいコンビが組めそうなのに、二人の反りが合わずなかなか話がまとまらず。どうしたらいいのかと思い悩んでいるてんです。でも、藤吉郎からもらったアドバイスを胸に経営者としての覚悟を決めたようで、てんはリリコと四郎の二人を呼び出し叱ります。

 

 

てんのそんな姿を見たことなかったみんなはとても驚き、中でもリリコは目が点になったほどでした。ただ、その甲斐あってかリリコと四郎さんの二人はコンビを組むことを了承に、ついに話がまとまりました。

 

 

そしてそこへ台本を書く楓さんも合流し、いよいよ新しいコンビのお披露目です。まだ色々と細かい部分の修正は必要ですが、まずは土台としての形ができ、てんも少しホッとしているのではないかと思います。

 

 

一方で、次から次へと色々な仕事をこなしていかなければならないてんは自分は果たして経営者としてやっていけるのかいささか不安になってしまったようです。

 

 

その気持ち、よくわかります、そしてそんな気持ちが藤吉郎を呼び寄せたのだと思います。でも大丈夫、てんはやれます。藤吉郎にそっくりな隼也だって近くにいて助けてくれますし、心配いらないでしょう。来週はまたどんな新しいものを見せてもらえるのか、楽しみにしたいと思います。

わろてんか102話感想「アメリカ式?」

今日はアメリカに行っていた隼也が久しぶりに帰ってきました!大きくなり、すっかり男らしくなり、まるで隼也じゃないみたいです。

 

 

本当に、てんがお母さんとはとても思えません(笑)とてもイケメンなのは父親譲りだと思いますが、お母さんのてんよりどうしても大人に見えてしまうこの無理な設定、なかなか面白く、受け入れる前に今日のお話が終わってしまいましたが、しばらくは楽しめそうです。

 

 

そして隼也はアメリカからいろんなものを持ち帰ってくれました。それは「モノ」ではなく「流儀」とでもいいましょうか、アメリカではこれが流行っているだ、こういうことをする人がいるだの、風鳥亭にとって役に立ちそうな情報をたくさん教えてくれ、まだ日本にはない「考え方」で北村笑店に新しい風を吹き込んでくれました。

 

 

そんな隼也のアドバイスを受けた第1号として、リリコが活躍しそうですが、実際にカタチになるまではどうももうひと波乱ありそうな予感ですね。というのも、いささか信じがたいのですが、どうもリリコは字が読めないようで、今日はそんな素振りをしていました。まさかとは思いますが、どうなのでしょうか。

 

 

リリコの芸はとても素晴らしいので、字が読めないからといってそれとは関係ありませんが、台本を読む上で多少の支障をきたすと思います。

 

 

まあ、みんなで解決出来ることだと思うので心配はしていませんが、リリコのプライドの高さが変に邪魔をしないかだけちょっぴり心配ですね。最も、そんな自身の性格はリリコも自覚しているようなので、もう少し見守りたいと思います。

わろてんか98話感想「一時停止」

藤吉郎が旅立ち、風鳥亭は静まり返っていました。てんを始め、みんなが現実をしっかりと受け止めていましたが、だからこそ、これから襲ってくるであろう「藤吉郎の不在」による影響の大きさを改めて感じ、それぞれがこれまでについて、そして今後について思いを巡らせているように感じました。

 

 

北村家には風鳥亭のみんなが、代りばんこに弔問に訪れてくれ、てんに藤吉郎との思い出話をしました。これっててんにとってはとても嬉しいことですよね。

 

 

自分が知らなかった藤吉郎を知ることができますし、それぞれの藤吉郎に対する思いも聞くことができる。誰ももう藤吉郎には会えませんが、だからこそこういう話が貴重になってくるのだと思います。

 

 

いなくなってもその人の話題が途絶えないということは、その人はとても幸せな人生を送ったということです。藤吉郎もまたそうだったのではないでしょうか。

 

 

ただ、少しだけ気になったのが、みんなが藤吉郎を慕ってくれているということは大変結構なのですが、あそこまで誰もがみんないうほど藤吉郎はすごかったのでしょうか(苦笑)後輩ならまだしも、キースや吉蔵さんとは同期ですし、伊能さんに関してはむしろ藤吉郎の方が助けてもらったことが多いと思いました。

 

 

もちろん、人間同士の関係はその両者がどう思っているかに尽きるので、どういう感情を抱くのかは個人の自由ですが、藤吉郎はそこまで持ち上げられるほどの実績はないと思います。まだ若いですし、まだまだ人生これからだったのに、という期待の意味も込めて、そう思いました。

わろてんか101話感想「一流」

女性の凄さを見せつけようと頑張っている女性陣、てんは他の人ほど「女」ということにはこだわっておらず、良いものを作りたい、それには男女は関係ない、という気持ちでいるようですが、その他の女性はそうでもありません。

 

 

日頃の鬱憤とはさすがに言い過ぎですが、常日頃から感じている男性への不満や、社会への不満をいい機会とばかりに言ってやろうと、とても前のめりの姿勢でいます。

 

 

でも、みんなやる気に満ちていて、目がキラキラしていて、目的があることや、やりたいと思うことがあることはとても素晴らしいことだなぁ、と改めて思いました。動機は何でもいいのです、それに向かって一生懸命やることに意味があると思います。

 

そしてそれぞれの担当が決まり、最後に演者であるリリコの相方を探しているところで今日は意外な出会いがありました。伊能さんがアコーディアオンを弾く男性を紹介してくれたのですが、彼とリリコのやり取りが何とも似た者同士のプライドを賭けた言い合いなのですが、内容が一流だこと!

 

 

細かい話は割愛しますが、二人とも耳がよく、音感があり、とても素晴らしい才能を持っているということがよくわかりました。そしてリリコのプロ意識もまた素晴らしく、これはさすがというしかありません。

 

 

リリコはてんとはまた違った人生の歩み方をしてきましたが、その能力は凄まじいものがありますね。これまでそんなに好きではありませんでしたが、今日のリリコはとても良かったです。大好きになりました。その一流の才能をこれからもっともっと見せて欲しいと思います。

わろてんか100話感想「女VS男」

北村笑店の女主人のてん、何か新しいことをやろうと思いついたのは、女性を主役にするということでした。女性を主役にした演目を、女性でやる、いかにも女性が思いつきそうなことですよね。でも、同じ女性としてこの案は支持します。

 

 

ただ、誤解のないように断っておきますが、それは女性だから成功するだろう、と思って支持しているわけではありません。これまで寄席の演目のほとんどを男性しかやっていなかったのは単にみんなの概念が、女性にはできない、もしくは、女性はやるものではない、だったからです。

 

 

つまりそれは物理的に女性ができない、ということではありません。だからこそ、女性がやってみることに賛成ということです。ただ一方でそれは、女性の方ができる、女性の方が面白い、と思っているからでもありません。

 

 

従って、最終的にどういう結果になるか、いろんな意味で楽しみですね。まあ要はチャレンジする心は男女問わず共通のものなので、チャンスはみんなに与えられるべきですし、その気持ちは誰にも奪えるものではないということです。

 

 

そしてここ数日のてんはなんだか綺麗になったように感じます。藤吉郎がいなくなったことによる責任感が顔に出てきたのでしょうか。昔は笑顔が可愛い小娘、という印象が強かったですが、現在は聡明で気立てのいい女社長といった感じでしょうか。

 

 

静かな強さが増し、よりたくましくなったように思います。歌子さんやリリコ、そして楓さんなど女性同士で支え合い手を取り合い、これからは女性の時代の到来とばかりにみんな頑張っています。その姿はとっても眩しいです。

わろてんか99話感想「光陰矢の如し」

今日は藤吉郎がいなくなって四年が経った、というところからお話が始まりました。どうもこの時の流れが不自然に感じられて仕方ない今日この頃です。

 

 

隼也は結局大学を辞め、アメリカに行っているとのことですがアメリカにはおばあちゃん、つまり藤吉郎のお母さんがいるから心配ない、と。

 

 

それは結構なことなのですが、それで藤吉郎が亡くなった時にアメリカにいるお母さんは話題に出てこなかったなぁ、とつい思ってしまいました。

 

 

当時は今より病気で早死にする人も多かったでしょうし、親よりも子が先に亡くなるのも珍しいことではなかったのかもしれません。

 

 

でも、それでも子が先に亡くなった場合はなんというか、それ相応の何か、それこそ「家」としての何かがないのか、お母さんは関係なかったのかなど色々考えてしまいました。

 

 

あくまでてんと藤吉郎を主体にした物語だということはわかるのですが、それにしても構成が今ひとつな印象を受けました。

 

 

でも女社長となったてんはしっかりと藤吉郎の意志を引き継ぎ、北村笑店はさらに大きくなっていました。もちろんてんやみんなの頑張りもあるのでしょうが、これは絶対に時代も関係していると思いました。

 

 

時代が味方してくれたので、商売をここまで大きくすることができたのではないでしょうか。経済が昇り調子で、街には活気があり、人々は希望に溢れている、きっとそんな時代だったと想像しています。

 

 

でも、人生には「流れ」というものがあり、うまくいっている時はどんなことでもうまくいったりするので、引き続きこの調子で頑張ってほしいです。

わろてんか97話感想「白」

いよいよこの時がやってきてしまいました。ついに藤吉郎が旅立ちました。最後は自宅に戻り、みんなに囲まれて新しい演目を見たり、大切な友人と二人きりで話しをしたりと、とても充実したものになりました。

 

 

そして最後の最後病室では、てんにこれまでの思いを伝え、てんが見守る中静かにひっそりと息を引き取りました。泣き叫ぶ気にならないような、とても静かで深い悲しみに包まれました。

 

 

藤吉郎の死は、とても早すぎる死でしたが、しっかりとそれに対して向き合い、準備できたことはたった一つよかったことなのではないかと思います。

 

 

お葬式には全国各地から多くの人が参列してくれ、てんも改めて藤吉郎の存在の大きさを感じたのではないでしょうか。そして、この人達の数は藤吉郎が笑いを広めた数でもあると思います。

 

 

藤吉郎がいなくなったことはとても悲しく、その穴はどんなものでも埋められませんが、藤吉郎が多くの人に笑いを届けたように、これからもその意志を継ぎ、もっと多くの人に笑いを届けることがてんのやるべきことだと思いました。

 

 

もちろん、それをてん自身が「笑顔」でやるということは言うまでもありません。そしてそれには大きな労力も伴いますが、でも近くには風太とトキと庄助さんとアサリとキースと吉蔵さんと歌子さんがいます、また隼也も最近はとっても頼もしくなりました。

 

 

加えて永遠のライバルのリリコ、お助けスーパーマンの伊能さんもいるので何も怖いものはありませんね。てんもああ見えてとても強いですし、藤吉郎の思いをしっかり受け継いでいってくれることでしょう。全く心配はしていません、頑張れ、てん!!

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